
マルチFPSゲーム向けのNVIDIA製グラフィックボードの設定方法を紹介する記事です。
あくまでも私の主観になりますが、有料FPSゲームプレイヤーはグラフィックボード(グラボ・GPU)の設定に気を使っている方が比較的多いのに対して、無料FPSゲーム中心のプレイヤーはその設定をしっかりと出来ていない場合が多いという印象を受けます。実際に、私がペーパーマンのオフラインイベントに参加した際、グラフィックボードの設定を行なってから試合に臨むプレイヤーはかなり少なかったです。
FPSゲームにおいて最も重要なのは各プレイヤーの技量・経験などになってきますが、グラフィックボードの設定である程度は優位に戦える可能性があるので、この記事でグラフィックボードの設定について紹介させて頂きます。
[注意書き]※当記事は全てNVIDIA製のグラフィックボードでの設定を紹介します。
※当記事はドライババージョン 301.42 を使用しての設定の紹介になります。
※ドライババージョンによって選択項目に差異が生じることがあります。
※設定値の説明に関して予告なく追記・修正を行うことがあります。
※AMD製やその他のグラフィックボードに関しての記事を書く予定は今のところありません。
※設定変更によりパソコンに不具合等が生じての当Blogは一切責任を負わないものとします。注意書きの一番下に関してですが、普通に行えば壊れることはないのでご安心下さい。
また、この記事に記載されている設定よりも優れた設定方法を知っている方は是非教えて下さい。
設定項目を変更する前に確認しておきたい事 「最近、ゲームの動作が重い。」「ハイエンドグラフィックボードなのに最新ゲームの動作が軽快じゃない。」と思ったらまずはグラフィックドライバを更新しましょう。旧式ドライバから最新ドライバに変更するだけで改善されることが多々あります。
NVIDIAドライバダウンロードサイト設定項目を変更するに当たり頭に入れておきたい事- 動作(パフォーマンス)を向上させる設定 ≒ 描写ロスを抑える設定
- 動作(パフォーマンス)を向上させる設定 ≒ 画質(クオリティ)を低下させる設定
- 画質(クオリティ)を向上させる設定 ≒ 動作(パフォーマンス)を低下させる設定
今回の設定の方針- FPSゲームにおけるパフォーマンスの向上
- FPSゲームにおいての「見やすさ」を確保する
①設定画面を開く・前準備 デスクトップ右クリック→NVIDIA コントロールパネル→プレビューによる設定の調整→詳細3Dイメージ設定を使用する→適用
②詳細設定をする 「3D設定の管理」を中心に詳細設定を行います。万が一、設定を行なっていく上で不具合が発生した場合はNVIDIA コントロールパネルの画面右上にある「初期設定に戻す」より設定値を初期化して下さい。
■3D設定の管理 ここからの説明はClixの設定例です。以下の説明文を読み各自で最適な設定を見つけましょう。解説が無い項目についてはNVIDIAコントロールパネル内の説明書きを読めば理解できると思います。
アンチエイリアシング - ガンマ修正 パフォーマンスの向上のために「
オフ」にします。
アンチエイリアシング - トランスペアレンシー トランスペアレンシー(TAA)に対応しているテクスチャの質感を高める設定です。パフォーマンスの向上のために「
オフ」にします。
参考サイト|
FF14 - トランスペアレンシー アンチエイリアス1アンチエイリアシング - モード アンチエイリアスとは描写対象の輪郭を滑らかにしてグラフィックの品質を高めるという設定です。シングルFPS等ならグラフィックを求めるのは当然だと思いますが、マルチFPSに置いて重要なのでグラフィックよりパフォーマンスです。アンチエイリアスをかけると若干ながら描写にロスが発生するため「
オフ」にします。
アンビエント オクルージョン オブジェクトに陰影効果を加える事によりグラフィックのリアリティを高める設定です。パフォーマンスの向上のために「
オフ」にします。ここでの「パフォーマンス」は「設定をオンにした上でパフォーマンスを優先する。」という意味なので気を付けましょう。
スレッドした最適化 マルチコアや仮想コアCPUに対してグラフィック描写を最適化するということです。殆どのFPSプレイヤーなら2コア以上のCPUを積んでいると思いますので「
オン」に設定します。
テクスチャ フィルタリング - クオリティ パフォーマンスを優先のために「
ハイパフォーマンス」に設定します。
テクスチャ フィルタリング- トリリニア最適化 画質ロスを抑えるために「
オン」に設定します。
テクスチャ フィリタリング -ネガティブ LOD バイアス パフォーマンスを得るために「
許可」に設定します。下で説明する「異方性フィルタリング」の項目をオフ以外の数値に設定する場合に「クランプ」に設定すると画質の向上を得られます。
テクスチャ フィルタリング - 異方性サンプル最適化 異方性サンプルの処理数の制限に関する項目です。パフォーマンス向上のために「
オン」にして処理数に制限をかけます。尚、画質の向上を図る場合は「オフ」にします。
トリプルバッファリング 「
オフ」に設定します。「オン」に設定すると3枚の画像で描写(トリプルバッファリング)を繰り返し「オフ」にすると2枚の画像で描写(ダブルバッファリング)を繰り返します。繰り返しの描写枚数が多いほど滑らかな描写になりますが描写ロスが発生します。
レンダリング前最大フレーム数 必ず「
0」に設定しましょう。自分も仕組みを良く理解はしていないのですが、ここの値が「3」になっていると3フレーム分の遅延が発生します。他の数値の場合も同様です。遅延をなくすために「0」に設定しましょう。ただし、「0」だと環境によってはゲーム動作がカクつく場合があるそうなので、その場合は「1」に設定してください。
※2012/06/03 現在、「GeForce 301.24 Driver」を含むそれ以降のドライババージョンにて設定項目に「 0 」が存在しないことを確認しています。これにつきまして、当記事では「 1 」を推奨設定値とさせて頂きます。垂直同期 必ず「
強制オフ」に設定しましょう。オフにしないとパソコンスペック的には高いfps値を出せるにも関わらず、モニタのfpsの限度(リフレッシュレート値)に同期されてしまうことになります。
異方性フィリタリング ここは人によって設定が変わると思います。異方性フィルタリングは真正面以外のオブジェクト(自分に対して斜めの角度にある壁など)の描写をどのように描写するかの設定です。ここでの設定値が高い数値であるほど、正面以外のオブジェクトの描写を精密に行えます。近距離での描写に大きな変化はありませんが、遠距離での描写に関しては大きな変化があります。
パフォーマンスを優先したし方は「オフ」に設定して下さい。遠距離での見やすさを確保したい方は環境や好みを考慮した上で数値を変えて下さい。(見やすさとい点では「x4」あれば大抵の場合は十分だったりします。) なお、この設定はグラフィックボードに負荷がかかる設定項目ですので環境や設定値によっては「重い」と感じることがあります。グラフィックを売りにしてるFPSをプレイする際やローエンドグラボ使用環境下では設定値に注意が必要です。
下図に設定値に変更による描写の変化を示した参考画像を貼っておきます。
左壁に赤く書かれている「A」という文字を見比べるとわかりやすいと思います。わかりにくい場合は、実際に試してもらえると違いにわかると思います。
(※ゲーム:Counter-Strike、マップ:de_dust2(Aロング))

異方性フィリタリング「なし」

異方性フィリタリング「x8」電源管理モード 「
パフォーマンス最大化を優先」に設定します。「適応」を選択するとグラフィックボードにかかる負荷によってパフォーマンスレベルを自動調整されるためにゲーム中に最大パフォーマンスが発揮されなくなる恐れがあります。
■
デスクトップ カラー設定の調整 自分は一項目だけ設定を変更しています。
デジタル バイブランス いわゆる「色温度」を変更する設定です。バーを左右に動かすと分かると思いますが、数値が低いほど発色が悪くなり数値が高いほど発色が良くなります。
この数値を変えると、「相手キャラクターが見やすくなる」「照準が見やすくなる」などのメリットがあります。(照準に関しては好みがあるとは思いますが・・・。)また、Counter-Strikeであると、設定値66%がFBを食らった際に透けるのが一番早くなると噂で聞きましたが当方では検証等を行なっていないために真相は不明です。個人的には50~70%で自分に最適な値を見つけるのがベストだと思います。極端に数値を上げ過ぎると目を痛めてしまう可能性があるので注意が必要です。
以上がNVIDIA製グラフィックボードの設定についての説明になります。アスペクト比固定などに関しては引き伸ばし派の方もいると思うので今回は触れないでおきます。またリフレッシュレート値などの設定についてもモニターなどによって設定方法が異なりますので今回は触れないでおきます。
上部にも書きましたが、この記事に記載されている設定よりも優れた設定方法を知っている方は是非教えて下さい。加えて、掲載内容に誤りがありましたらお気軽にご指摘くださると幸いです。また、下記のサイトも非常に参考になるので是非参考にしてみて下さい。
参考サイト|
『パーフェクトワールド-完美世界-』における、ForceWare設定とシステム設定以下はこの記事の更新履歴になります。
[2010.05.22公開]
- ドライババージョン 195.51 に対応した内容で公開開始。
[2011.09.10追記]
- ドライババージョン 280.26 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
- 「デジタル バイブランス」の項の説明文を一部変更。
[2012.02.09追記]
- ドライババージョン 295.51 に対応した内容に変更。
- 各種設定項目の説明分を追加・修正変更。
[2012.05.17追記]
- ドライババージョン 296.10 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
- ドライババージョン 301.24 では一部設定項目が異なることについて加筆。
[2012.06.04追記]
- ドライババージョン 301.42 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
[2013.01.06追記]
- ドライババージョン 310.70 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
[2010.05.22公開]
- ドライババージョン 195.51 に対応した内容で公開開始。
[2011.09.10追記]
- ドライババージョン 280.26 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
- 「デジタル バイブランス」の項の説明文を一部変更。
[2012.02.09追記]
- ドライババージョン 295.51 に対応した内容に変更。
- 各種設定項目の説明分を追加・修正変更。
[2012.05.17追記]
- ドライババージョン 296.10 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
- ドライババージョン 301.24 では一部設定項目が異なることについて加筆。
[2012.06.04追記]
- ドライババージョン 301.42 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。
[2013.01.06追記]
- ドライババージョン 310.70 までのNVIDIA DRIVERに対応していることを確認。